被害続出!車検を悪用した走行距離改ざん隠ぺいの手口

中古車販売業者によるメーター戻し、メーター付け替えによる走行距離の改ざんは中古車販売業界では古くから行われてきた悪質な詐欺行為だが、それを隠ぺいする手口が横行しており、騙されていることすら気づかずに中古車を購入してしまう例が増えている。

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オークションで被害続出

ネットオークションで2014年2月に48万円の軽乗用車を購入した沖縄県の30代の会社員は、「走行距離5万8600キロ」とされた車が届いた際に目を疑った。

塗装はところどころ剥がれ、ボディ側面には擦り傷。男性は自ら日本自動車査定協会に手数料1500円を払い記録を調べてもらうと、なんとその車の本当の走行距離は16万5490キロだった。

なんと、10万キロ以上の大幅なメーター改ざんが隠ぺいされていたというのだ。

男性が車を購入した業者に代金の返還などを求めると、「車検証は正式なもので改ざんはしておりません」と突っぱねられたと言う。

そう、車検証は本物だった。

防止策をすり抜ける業者の手口

いったいなぜこんなことが起こったのだろうか?
じつはこれには車検証の防止策の穴を逆に悪用した業者の走行距離改ざん隠しの手口があった。

少しややこしいのだが、その方法はこうだ。

現在、車検証には「車検を受けた時の走行距離を過去2回分、記載される」ようになっている。これは乗用車では2004年、軽自動車では2009年以降に採用されたもので、前回の走行距離より短くなっていれば不正があったと車検証を見れば判明するため、走行距離のトラブルを軽減するのに役立っていた。

しかし、業者はこの仕組みを逆手にとる。

簡単に言うと、メーターを改ざんした上で車検を2回連続で行う。
それだけで車検証からは改ざん前の走行距離が消えてしまう。

実際に行われた例で説明すると、

ある業者が走行距離10万キロの車を入手し、メーターを6万キロに減らした上で、車検に持ち込む。

その時点では車検証には前回受けた10万キロと今回の6万キロ、という2回分の走行距離が記載される。

その2日後、業者はふたたび車検を受ける。この時点で10万キロの記載は車検証から消えて、2回とも「6万キロ」となってしまい、本当の走行距離は分からなくなってしまうのだ。

車検の仕組みに問題はないか

あきらかに走行距離が減っているのに車検が通ってしまうことにまず驚いた。
「メーターが壊れたから交換した」と言われると、検査員はただちに違法と判断することができずにそのまま通しているという。

また、車検を受ける期間は当然、有効期間ごとだと思っていたが、現行では車検を受ける回数に制限はなくお金さえ払えば何度でも受けられるという。

このような不自然な短期間での連続した車検行為が全国で軽乗用車だけで2000件以上あるという。犯罪の隠ぺいの片棒をかつぐ形となっていることが明らかになっているのだから早急な改善、規制を望みたい。

走行距離改ざんを見抜く方法

中古車を購入する際に、走行距離が改ざんされていないかどうかを見抜くには、まず今回の手口のように車検が短期間で行われていないかどうかをチェックすることだ。

具体的には、車検証に記載されている過去2回の日付が近接していないかどうかを見る。

その他、走行距離に対して車の状態が古いかどうかも判断基準だが、プロの業者ならぱっと見た目をごまかすくらいはお手のもので素人では判断が難しいだろう。

また車検証やメーター改ざんが行われた車の場合でも、一度でもオークションに出品された車の場合は車体番号と走行距離が記録されており、日本自動車査定協会で調べてもらうことも可能だ。

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