SRSエアバッグシステムと安全性、事故の例

SRSエアバッグシステムとは、自動車に用いられる衝撃を緩和する装置。衝突の衝撃を感知して収納されていたエアバッグが瞬間的に膨らみ乗車している人を守ることができる。

SRSエアバッグシステムのSRSはSupplemental Restraint System=補助拘束装置のイニシャル。日本では1990年代初め頃から普及し、現在では高級車から軽自動車やコンパクトカーにまで広く装備され安全装備の基本システムとして定着しつつある。

エアバッグは運転席側ではハンドル(ステアリングのパッド)内、助手席はダッシュボード内にバッグが収められている。その他、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグなどの側面衝突からの衝撃緩和なども考慮されるようになっている。

現在、車で利用されている主なエアバッグの種類

運転席エアバッグ

もっとも基本的な車のエアバッグ。ハンドル内に装備され、運転者を前面衝突時の衝撃から保護する。

助手席エアバッグ

助手席のダッシュボード内に収納され、助手席の搭乗者を前面衝突時の衝撃から保護する。

サイドエアバッグ

側面衝突時に運転席と助手席サイドからエアバッグが作動し、搭乗者の胸部、腹部を保護する。

カーテンシールドエアバッグ

側面衝突時の衝撃を感知して作動。運転席から後方座席までをカバーし、ウィンドウ側、乗員の間の両方にエアバッグが展開することでガラスへの激突、破損したガラスでの損傷、ピラー、乗員同士の激突の衝撃を緩和するもの

ドアマウントカーテンエアバッグ

2009年、日産フェアレディZロードスターに初めて搭載されたエアバッグシステム。オープンカーのように車の屋根を開けて走行するタイプの車にも装着できる頭部保護装置。

ニーエアバッグ

乗員の膝とダッシュボードとの空間を埋めて下肢を保護し、また下肢が固定されることにより着座位置を固定し、腰、胸部にかかる負荷を軽減させることができる。

シートクッションエアバッグ

シート座面下に装備され、前面衝突時にシートベルトの動きに合わせて座面前部を押し上げることにより体の移動を抑止する。

リアウインドウカーテンシールドエアバッグ

トヨタが開発し2008年にトヨタiQに初搭載されエアバッグ。リヤ(後部)ウィンドウ上部に内蔵され、車両後方からの衝突時に後部頭上から背面にかけてカーテン状に展開する。これにより追突車輌、破損したキャビン、リヤガラスなどによる衝撃を緩和する。

その他、後席エアバッグ、後席センターエアバッグ、ITSヘッド・エアバッグ、ぺルビスエアバッグ、SRSベルトバッグなどがある。

0.03秒で膨らむ

最新のエアバッグはエアバッグセンサーが衝突を感知することによって、ガスがバッグに充填されわずか0.03秒で膨らみ、事故の際に乗車している人の命やけがを防止する。

エアバッグは安全か?

安全のための装置であるエアバッグによって奇跡的に命を取り留めた例がある。20103年、アメリカで起こった例では、120mの崖から落ちたメルセデスベンツSクラスの運転者が軽傷で済んだ。車は大破したがエアバッグが作動したおかげで奇跡の生還となった。

しかし、一方でエアバッグのせいでおこった重傷、死亡事故もおこっている。1995年4月、福岡県で20歳の男性が電信柱に衝突、作業したエアバッグの強い衝撃を受け、心臓破裂で死亡した。

2005年には千葉県で60歳の男性が1.5m下の道路わきに落下した際、エアバッグの衝撃による頸部骨折で即死。

また、かつてテレビ番組の企画で「車のエアバッグは本当に出るのか?」という企画でエアバッグを顔面に受けダウンタウンの松本人志が、顔面に全治一週間のケガを負った。安全なはずのエアバッグで何が起こったのかと一般にエアバッグに対する不安が広がった事件だった。

エアバッグがらみの重傷、死亡事件はいずれも、シートベルトをしていなかったことによるものだ。シートベルト装着は運転上の義務だが、特にエアバッグ作動時にシートベルトを装着していないと衝撃により身体が移動したところにエアバッグの衝撃を受けて死亡、または重傷に至るおそれがある。

その他、エアバッグ装置が収納されている部位に刺激を与えない(誤作動を防ぐ)、子供は後部座席に乗せる。後部座席でもシートベルトを着床する、など安全を確実にするために注意が必要である。

そうした注意を怠らなければ、エアバッグは乗員の命を守る貴重な安全装置となるはずである。

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